表と裏 by六本木十衛兵

「今夜ちょっと時間ある?」
僕と同じくテレビ局で働く友人から掛かってきた電話。彼から掛かってくる電話はいつも
メチャブリ(目茶苦茶な仕事の振り)が多い。この時も多少の嫌な予感を覚えつつ、彼の
話を聞く。そこで彼の口から出た内容が・・・
「ナレーションを読んでくれない?」でした。
彼からの依頼とは番組のナレーションを読んで欲しいとのこと。それも放送用。普通なら
声優さんやアナウンサーに依頼する仕事を何とADであるおいらにお願いしてきたわけで
す。
「なんじゃそらー」
普通ではありえないこの事態。自分もひっくり返りそうになりましたが、実はこういう事
態、自分的にも初めてではないのです。
僕は学生時代に舞台役者をやっていたので、声は良く出るほう、かつ台詞を読むことも
(かなりブランクはあるが)慣れているのです。お金のない深夜番組、そして時間的に声
優やアナウンサーをブッキングする時間もない中、役者経験のある僕のことを友人は思い
出し、声をかけてくれたのでした。
自分は現在裏方に徹して仕事をしていますが、かつては表舞台に立っていたわけで、未だ
に漠然と「表」の世界に憧れがあります。自分が読むナレーションはほんの少しとのこと
でしたが、わくわくドキドキ、意気揚々とスタジオに向かいました。
やっぱり、この感覚は裏方をやっていては感じられない特別なもの。裏には裏なりの喜
び、楽しみもあるのですが、やっぱり自分は生まれ持っての目立ちたがり屋。普段出ない
アドレナリンが体中をガバガバ流れていました。そして何度かNGを出しながらも、無事
ナレーション収録終了。
そしてオンエア日。ナレーションを録っておきながら、結局「使えない」と思われて全面
カットになる可能性がないわけではありません。なるべく傷つきたくないので、早い段階
でそのように覚悟していましたが、何とか無事自分のナレーションが関東地方の電波に乗
りました。
「自分の声ってやっぱり変に聞こえるな〜」なんて思いながらも今までに無いその感覚に
じっくり酔っていました。
自分は一体何がしたいのか?再び考えてしまいました。

業界ではこんな事も…by赤坂六介

私の仕事はスポーツの現場で選手を取材すること。
そして、その取材したモノを公共の電波に乗せてテレビ放送する。
他局よりも高視聴率をとってスポンサー様からお金を頂く。
簡単に言うとそんな感じ。
毎日のように取材の現場で顔を会わせ、
更に沖縄出張では1ヵ月間、昼から夜にかけて
『他局よりも良いニュースを作ってやる!』と共に戦った各局のディレクター、
すなわち戦友たちとの集いが最近東京で頻繁に行なわれている。
それはなぜか。
1ヵ月いた南国・沖縄では日々の取材とVTRの編集、
そして大量の泡盛に酔い痴れる日々だった。
飲み屋には戦友の日テレ、フジ、テレ朝は毎回同席。
あまりにも仲良くしすぎた
ため周りからは我々の事を『F4』と呼ぶ人もいた。
※F4→TBSのドラマ、花より団子で出演したイケ面4人組の事。
ちなみに我々の中でイケてる男はいない。
民放キー局の中で他局という立場でも、
ここまで仲良くなる事はまったくの想定外だった。
まぁこのブログ仲間の猛者も会社内定時代に私がパーティを開き、
そこから広がり今の猛者がある。
我々の本来の立場はどうであれ、他局と仲良くするのも不思議ではない。
1ヵ月ずっと一緒にいたのだから。

誤解は嫌だ by汐留四郎

誤解って嫌なものだ。
これをつくづく思い知った出来事があった。
先日、代理店に勤める友人の送別会&壮行会が行われた。
友人知人が集まってのちょっとしたパーティみたいなものだ。
私にとっての友人は、転職する当人と会の幹事4〜5人といった感じ。
男女総勢30人程度が集まっており、皆で大いに盛り上がっていた。
そんな中、友人の一人と男性3〜4人が飲んでいるテーブルを発見。
友人のほかは知らなかったが、私はそのテーブルに参加をしてみた。
一番年長の先輩と思われる人が1名とその人を囲むようにその後輩(そのうち一人が知人)が数人という構図。
皆は相当酒もすすんでいたようすで、なかでも先輩の男性は十分すぎるほど酔っ払っていた。
ビール片手に席につく私に、友人が他のメンバーに簡単に紹介してくれた。
それを受けて、
「どうも。日テレの汐留四郎です。こんばんは。」
私の自己紹介に続き、他のメンバーも簡単に自己紹介を返してきた。
乾杯を済ませ軽く打ち解けて談笑をしていると、友人を一人挟んで隣に座っていた先輩がなにやらグチグチ言っているようす。
少し耳を傾けてみると、私のことをとやかく言っているよう。
初対面の人に何の文句を言われる筋合いもないので、よくよく気になって耳を傾けてみると、私の自己紹介が気に入らなかったみたいだ。
「何が日テレだよ。テメーの会社なんてきいてねぇっての。ブツブツ・・・」
どうやら彼の主張はこうだ。
自己紹介で聞かれてもいないのに“日テレの”と言ったことに対して、奴は調子にのっているのではないかと。
これを受けて友人やそこに居合わせた数人も先輩男性の火消しに向かっていた。
その後、ビールは普段ほど美味しく感じなくなっていたのを覚えている。
こんなことがなぜ起こりうるのか。
それは、テレビ局員が誤解を受けやすいからだと思う。
テレビ局員というだけで、やれ派手に遊んでいそうとか、やれ軽薄そうだとか。
どうしても入りたかったテレビ局にこんな側面があるとは。
誤解は嫌だ。

企画会議室 by六本木十衛兵

番組制作者たるもの、新たな番組企画を考えられてナンボ。
というわけで今回はここで新番組の企画を考えていこうと思います。
自分の場合、日常生活で「これ面白いな」と思えるものを普段から
ノートに取り、いざ企画を考えるときに、そのノートを開いて案を練っていきます。
しかし
「自分が面白いもの」=「番組として実現化するもの、視聴率が取れるもの」というわけではありません。
例えばゴールデンタイム(夜7時〜夜10 時)の視聴者層は
僕のような20代の人間は少なく、主婦層だったり、50歳〜60歳以上の人々だったりします。
ということで特にゴールデンタイムにおいては
僕の面白いと思える企画は通りにくかったりするのです。
逆に深夜帯は20代の若者がよく見る時間帯なので自分の感性が通用する可能性が高い。
よって僕の発想もつい つい深夜向きになってしまうのです。
ところで、僕のノートに「熟語」と書いてあるところがあります。
これは先日テレビである人がその言葉を口にしてちょっと「熟女」に
聞こえたところが面白い、と思ったからなのですが
そこから考えた番組企画がこちら
「四字熟女」・・・30〜40代の美人な先生に国語を教えてもらう教育番組
うーむ、とっても深夜の香りがぷんぷんする・・・。
というか単なるダジャレじゃないのか??
自分としてはこれはれっきとした教育番組として考えたつもりでして、
ただ先生がちょっぴりセクシーなだけなのです。
どうでしょう?見たいと思いますか?
まぁ見たいと思うのは男性だけかもしれませんが・・・。
自分は昔から教育テレビに不満がありました。
とっても為になることを放送しているのに
どうしてもっと視聴者に「見たい」と思わせないのか?とか、
内容が易しすぎないか?など。
そういう色んなところで少し発想を変えれば教育テレビ自体、
とっても面白いものになるのではないかなと思っています。
万が一、テレビ朝日の編成の方やプロデューサーの方がこのブログをご覧になっていたら、
近々この番組企画書を出しますのでどうぞごひいきにしてあげてください。
オイラ頑張ります。








